絵本は心の食事です |
お子さんがテレビやゲーム漬けになっていませんか?
子供のからだが、タンパク質やビタミンや糖類やさまざまな栄養で育つように、子供の心にも
栄養が必要です。心も栄養なしでは育ちません。でも心の栄養はどこにあるのでしょう。テレ
ビのなか?ゲームのなか?・・・その栄養がたくさん入っているのが絵本。これを活用しない
手はありません。
お子さんにとって、絵本は心の食事なんです。
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読み聞かせというお料理
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ところで、お料理に必要なことは、良い食材と良い料理方法ですね。
絵本について言えば、よい食材とは、もちろん良い絵本のこと。では良い料理方法とはなん
でしょう?それは上手ということではありません。その子に合った、その子が必要としている
適切な料理であるということです。どんなに上等なお肉だからといって、いきなりステーキを
出されても、幼児は食べられんません。細かくきざんだり、あれこれ工夫をして食べさせま
す。絵本も同じ。その子の年齢や心の状態にあった読み聞かせをしてあげることが大切で
す。
それを考えずに、「読み聞かせはこれでなければいけない」ということはありません。
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心の芽をのばす |
お子さんの心はダイナミックに動くもの。とくに言葉を覚えはじめるころは、好奇心とあいまっ
て、これ何あれ何の連続ですよね。絵読みもしはじめます。
そんなときに「これはいい絵本なんだから、黙って聞いていなさい」ピシャリとやったら、せっ
かく出てきた心の芽がつぶれてしまいます。それが続くと、そのうち心の芽を出そうという意
欲まで失ってしまう。それでは大変です。
絵本の芸誦性尊重も大切なことですが、幼い子供にとっては、絵本は心の芽を伸ばすツー
ル(道具)であることも忘れてはいけません。読み聞かせも、子供に合わせて、日々変わる
のです。
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対話式という方法 |
絵本を使って心を伸ばす、それをやってのけるのが対話。対話はただのおしゃべりではあり
ません。適切に対話をすることは、子供たちの心の芽を引き出し、育てるのです。
「対話式に切り換えたら子供の目の輝きが変わった」という感想もいただきました。対話式の
手法を少しでも取り入れて、お子さんの心をもっと大きく育ててあげてください。
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絵本にはテーマがある |
食材にはそれぞれに栄養素が含まれているように、良い絵本にはそれぞれにテーマがあり
ます。例えば、勇気であったり、友愛であったり、人生であったり、正義であったり・・。それ
は人間として成長して行くのに必要な心の栄養ですが、その内容についていちいち説明しな
くても、お話を聞いているだけで、子供の感性はそれを敏感にキャッチして吸収して行きま
す。
ながく語り継がれてきた昔話は、テーマの宝庫です。でも残念なことに、その意味を理解で
きずに、結末を現代風に変えてしまう、いわゆる改悪本が多くなりました。これでは、せっか
くの心の栄養も、なくなってしまいます。よい絵本選びには、外見にだまされず、改悪本を見
抜くことも必要です。
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心の自立を助ける |
いつまでも心の自立が出来ていない大人っていませんか?読み聞かせでの対話は、読み
手と聞き手の心のきずなを結び、聞き手をお話の世界へと引きずり込みます。お話の世界に
入った子供達は、場面を想像し、経験し、時に新たな場面を作り出すことまでやってのけま
す。人にとって大切な思考力(知)、想像力(情)、創造力(意)などが育ちます。対話はそれ
を助けます。こうして、自分で考える力を持つ、心の自立した子供に成長するのです。
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あなたも今日から対話式 |
対話式と言うとなにか特別なことのように聞こえますが、実は誰もがお子さんと毎日あたりまえのように行っていることとも言えます。ただ、対話することの意味を知り、対話をするポイント、コツを理解して行うと、その効果はもっと増すのです。
残念ながら、対話式をご紹介している団体を他には知りません。私たちは、その<対話式>読み聞かせのやり方を、お教えしています。その道35余年、対話式を知り尽くした浜島先生の指導を受けているからこそ、それが出来るのです。
あなたも今日から始めてみませんか。
<対話式>絵本の読み聞かせ。
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